
8月上旬に1年目のシャインマスカットの先端を摘心した。
今伸びた枝に十分に栄養を貯えさせるためでもある。
牧山実験農場で秋口まで伸ばすが、次の年目が出なかった苦い経験がある。
これもまた非常に重要な作業である。
先端の折れなどにより思っていた箇所まで届かない場所があったが、
今日はうれしい誤算があった。
思っていたより伸びていたのである。
摘心をしたので先端が伸びたのではなく、節間部分が伸びていたのである。
3mに到達しようとしていたものが、3mを超えていたりする。

残念なこともある。
それは節間が伸びているということは、もともとある程度伸びていて節間が多かったものが対象で、
短く伸びていたものは節間も少ない。
よく伸びたものがさらに伸び、伸びなかったものは節間ボーナスもない。
何かの社会のようにも感じる。
先端を止めると脇芽がふく。
実際には初春のころから形成された葉が主になるが、
ふき上がってある程度形成された葉は残し、秋口以降にも活躍してもらう。
切るにはもったいない。
秀吉





