
芽傷処理の場所は、植え付け位置より最初の支柱から外側のトンネルまでの範囲で、
基本は亜主枝を作る為に2つの芽に処理を行う。
2つの芽の間は30cm程度空けるか、2芽空けておく。
30cmの意味は、枝が大きくなると腕の太さになるため、
2つが重ならないようにしておくこと。
2芽というのは、芽は左右にあり、左、右、左、右と順番に芽は出るため、
まず左を使用すると次は右側を利用し左右から亜主枝がでるようにするが、
30cmの意味で説明したとおり、腕の太さになるため間を空ける必要があり、次に逆側の芽が出るのは3つ目で中2つになる。
芽傷は、枝の伸びる進行方向側の芽の数ミリ横に芽傷バサミで形成層を傷つける作業である。
深く傷つけ過ぎたり、逆に浅すぎると効果はない。
剪定した後の切り落とした枝で練習すると感覚が掴みやすい。
伸長している枝の先の2,3芽は芽が出やすい性質があり芽傷を入れる必要はないが、
先端以外は芽が出にくいので芽傷処理は必要になる。
私も何度か切り落とした枝で練習し感覚が掴めたところでスタートした。
じわっと芽傷バサミで挟み、少し抜けにくいくらいが丁度よいと思われる。
これはある程度の太さがある場合で、細い枝を残して行う場合は軽めになる。
支柱の横を延長したものは、直角または少し返し枝にして、支柱の逆側は返し枝にするとやりやすくイメージが湧きやすい。
我が園では、芽が出なかったことを考え4つの芽+α(内側の支柱からトンネルまで)に芽傷を入れました。
次回は、芽を出やすくするメリット処理です。
べイダー秀吉





