7/15 袋かけ・土壌分析・枝管理

今日こそは梅雨明けか???と思いながら はや7月15日。
今年は 決定的な雨がなく まだ梅雨明け宣言はおあずけ状態。
圃場のピオーネたちは弾けんばかりの実をつけ日々、目を見張る成長をしています。
さて、今日の作業は
①ピオーネ袋かけ
②土壌診断
③枝管理

袋かけ…
s-こんなに立派に
実まぶき、房づくりの時はどうなることやら・・・
と思っていましたが、こんなにも立派になって!!✨
収穫が楽しみになるくらいの満足な房ができておりました(一部ですが(-_-))
苦労した『かい』があるというものです。
これからのやる気にもつながります☆☆
今回はJA2種類の袋を用意し、どちらが使いやすく効率が良いか
試してみました。
s-袋2種 (1)  左は袋を巻く針金部分が短く、切り込みが深い。
右の袋は針金部分が長く、切り込みが浅い。
初め この針金の長さ、切り込み云々の違いに何も気付きませんでした。
1袋、2袋・・・何袋もかけていくと、切り込みが深いと隙間から雨や害虫が入るのではないかと隙間を作らないように縛るので手間がかかります。また針金部分が突出している方が巻く時に巻きやすかったです。(特に短い樹種の枝を巻き込んでかけやすい)結果、手間やかけやすさからすると右の袋(OS)に軍配が上がりました。価格は勿論、使いやすい方が少し割高ですが、時間を買うことにします。
=袋かけポイント=
1.袋の口部分を湿らせておく(袋が柔らかくなってかけやすい)
2.袋を膨らませて果面とあたらないように
(果粉をとらないよう、傷つけないように)する
3.果房が袋の中央にくるように⇓(^^♪
s-袋かけ注意点
4.葉っぱや異物を袋の中に封入しないようにする。
5.袋の口は隙間なくぴったりと巻き付ける。
今日は250房あるかないかで3人で2時間くらいでしたが。。。
来年 順調にいけば計算上では3000房(@_@)
手際よく、効率良く作業を進める為に得策を考えねばなりません。。。
来年はお願いしますね、akioさん!!!!
そしてkumaさん、kくん!!

次の作業は『みどりくん』
を使った土壌診断です。
米国ETS社の土壌検査試験紙をベースに、東京農業大学土壌学研究室によって開発されたものだそうです。
s-みどりくんキット2種 みどりくんキット2種
写真上のキットでPHと硫酸態チッソを測定
下のキットで水溶性リン酸と水溶性カリウムを測定
s-穴を30cm掘る まず穴を掘る。
s-深さこのくらい 大体深さ30cmほど掘り下げる。
s-土50cc 15㎝くらいの箇所で5ccの土を採取する。
s-水 精製水50cc 精製水50ccに先ほど採取した土を入れる。
s-振る s-1分間振る 振る!振る!!1分間振り続ける。
s-1分間待つ (2) 1分間静かに置きます。
s-もったいないので3分の1使う 先ほどのキットを液体の中に約3秒沈ませます。
●みどりくんN→3秒 ●みどり君PK→10秒浸す。
勿体ないので、わが圃場では原型を⅓に切って使用します。
s-1分間待つ (1) 浸したキットは約1分間反応が出るまで待ちます。
s-IMG_2947
PH…5.5~6←一般の畑作物の生育に適した環境・・・ということで合格!!
硝酸態チッソ…20~30
s-水溶性リン酸40~50 s-水溶性リン酸40~50
水溶性リン酸…40~50
s-カリウム測定不能
水溶性カリウム…測定不可→全くなし。危険!!
土壌分析で顕著な結果として現れたのは水溶性カリウムが足りていないということ。
====カリウム欠乏症====
カリウムは土壌に固定されない成分で、施用量が少ないと降雨や灌水により流亡し欠乏する。主として葉縁より黄化し、縁枯れを起こす。

わが園で頭を悩ませていたのは、この葉枯れと早くからの落葉。。。
これは カリウム不足からきていたものなのか!?
もしかしたら 改善できるかもしれない!(^^)!原因がわかったことで対策が打てるのは
やはり『みどりくん』のおかげ。
カリウムを施肥してからの木々の様子を楽しみにしよう!

ここまで盛り上がりましたが、今日の作業の流れとして枝管理をもって終了となりました。
=今日の全作業 終了=

☆☆mayu☆☆

 

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