岡山大学名誉教授岡本五郎先生に聞く②

岡山吉備中央町ぶどうピオーネ

植え替え、移植の仕方を岡本先生に聞きました。
当然、心は穏やかではありません。
大事に育てた苗です。

しかし!そんなこともあるだろうと思い、食害は考えていませんでしたが、予備で3本植えています。
今のところ1本は台風で半分折れたものに移植、そして今回のコウモリガの食害による移植に使用します。
残りは1本。
移植は成長リスクが伴うのでなるべくはしたくはありません。

新梢が左右に3mも伸びている樹なので根も相当広がっていると思います。
土ごと掘り上げるのは無理で、できるだけ多くの細根を残して掘り上げることが重要になります。

時期は11月中旬までか、来年3月上中旬がよい。
発芽後も可ですが、失敗の危険がある。

1.まず、株元から1mくらいのところを試掘して、太い根を探す。多分、深さ20cmまでに、直径1cm程度の強い根が2~4本くらい見つかると思う。
2.その太い根を、切らないように掘り進み、細根が多くあるところまでたどり着いて、細根をできるだけ多く掘り出す。
3.株元近くに細根があれば、切らないように土を除く。
4.結局、太い根があったところは株元から0.5~1mまで、細根は株元から0.5mまでの範囲(いずれも深さは30cmまで)を残し、それ以上の根は切る。
5.移植先の植え穴を準備してから、移植(浅植え)する。
6.植付け後、しっかり水をやって、根の周りに土の隙間がないように棒などで土を沈ませる。
7.支柱を立て、幹をしっかり固定する。秋植えの場合は、主枝候補枝は仮誘引でよい。剪定は、去年の8月上旬の位置(あるいは最初の摘心位置)。
8.当面、施肥はせず、来年、新梢が伸び出てから分施する。

移植から移植後まで詳しく教わりました。
来年3月上旬に移植を行います。

こうご期待!?
もう雑草は生やさない!

べイダー秀吉

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