
3年分のピオーネの植穴を作るのまとめです。
通常1年分ですのでそこまで難しくもなく時間も掛かりません。
3m×3mの大きさで深さ1m以上の植穴を堆肥500kgと土を混ぜながら戻すのはスコップではできませんので、ユンボを使用します。
ユンボも高さ1m80cmしかないぶどう農園の棚の下に入れる大きさのユンボしか扱えません。
①掘った植穴に堆肥を入れます。
土を掘り上げていますので作業するポイントは角しか残っていません。
堆肥を入れる場所も同様です。
さすがにユンボでもこの植穴分の500kgの堆肥と埋め戻すほどの土をいっぺんに戻して混ぜることはできません。
3層に分けて入れますので、堆肥は500kgの3分の1ほど入れます。
ここでは20kgを1回としていますので、8回分の160kgを角から2回ずつ均等に入れます。
②堆肥と土を混ぜます。
混ぜて行きますと最初はひじきのイメージですが、混ぜ続けます。
更に下を掘り起こしながら混ぜるので、深さは1m以上に達します。
深さに拘ったのはあくまでも水はけの良い層まで達する為と、深く張ってくれる根は乾燥に強くなる点です。
混ぜ続けていると畑を耕したように土がなって来ます。
最終結果は団粒構造にするためですので、粘土が残らないように混ぜます。
四方から混ぜて1層目は完成です。
上層部に堆肥割合を多くしたいので、この下層の土の割合を多くしました。
③2層目の堆肥を入れます。
同じように20kgを4方角から2回ずつ均等にいれます。
④2層目を土と混ぜます。
同じように2層目も四方からユンボで混ぜ終わりました。
⑤3層目の堆肥を入れます。
同じく土を集め混ぜます。
3層目までくると周りの土も少なくなっていますので、ユンボのブレードを使って集める時間が掛かります。
⑥3層目を混ぜます。
3層目は30cm程度地表より高くしておきます。
理由は、空気や軽い堆肥が混ざっており、必ず土が下がってくるからです。
また、通常の土だと40cm程度しか掘りませんが、こちらは1m以上はあるので沈み方も大きくなります。
完成です。
肥料は本来この地点で一緒に混ぜておきますが、最初の植穴の2m×2mの範囲のみに混ぜることもできないので、別の日に混ぜることにします。
ユンボのポイント(初心者用です)
3層目のユンボのブレードを使って土を集める時は、左手で前後進を動かし、右手でブレードレバーを持ち運転すると作業が早いです。
少し動くと土の高さは変わるため、右手でブレードを上下させながら、左手で前後進をするという流れです。
秀吉





